関東地方の雪パニック
ご覧ください5センチも積もっています!
朝から、首都圏の雪による交通機関の混乱やスリップ事故のニュースが飛び込んできています。
昨夜から、18日のこの状況は予報されていましたよね?
長野県の北部に暮らす私にしてみたら、今朝の関東の映像を見て・・・
「あれ?この程度?あは~ん?」
むしろ、溶け始めてグチャグチャな雪の行く末が映し出されて
「やだな~、ふくらはぎに泥飛んじゃうな~」
くらいな、感想でした。おそらく雪国の住民は同じようにnewsを観ていたかと思います。
ところが、渋谷で雪を壁側に寄せてある映像を報道する記者からは
「御覧下さい!こんなに雪が積もりました!」
あは?
5センチあるかないかの、グチャグチャにですよ?
そんなに、大雪度でパニックを煽らないでくださいよ。
これは、大雪なんかじゃないですからっ。
恒例行事ですか?
関東で雪が最初に降る時の車両事故や、転倒事故はもはや恒例行事なのか?と呆れててしまいます。
前日から、天気予報が大げさに報道しまくってましたよね?
トラック、タクシー、バスはもちろんですが、マイカー通勤の都会人は、この季節にはスタッドレスタイヤを装着してください。
上級者テクとしては、冬の長野県に遊びに来て、雪道の運転にトライしてみてはどうでしょうか?
歩行者ですが、まず、自分の体を守る為の服装から頑張って欲しいです。
防寒着としては、ニット帽などは必須ですし、手袋もナイロン製がおススメです。
そして何より、防寒靴です。
都会のような、つるっつるなタイル敷の魔の道を防寒靴を履かずに歩くなんて、雪国女からしてみたら「命がけのチャレンジだな!」の一言に尽きます。
長野県で売っている防寒靴は靴底に金具が装着されていますから安全性は高いと思います。(全国的にも、同じような防寒靴が売ってるのかしら?)
つるつるのビジネスシューズや底がゴムで溝が浅いものなどは絶対やめてください。
靴の上から装着する滑り止めグッズもありますから、雪の度合いによって使い分けてみてください。
雪道の運転
私は運転歴が20年以上ですが、毎年長野県の雪道を経験しています。
ゆっくりと、車間距離を開け、いつでもどこからでも何かが滑ってくるのを想定しながら逃げ場にアンテナを張りながら、柔らかい雪の場合と凍結し始めた雪の場合と運転の仕方を変えています。
柔らかい雪の場合は、轍を走行中にタイヤが空回りすることがありますが、慌てずに急にハンドルを切らない事が大切です。
轍の左右にふんわりと寄せられた雪の山を目指して左右にゆっくりと車輪を当てていきます。そうやってスリップを防いで勝手に進んでしまうタイヤにブレーキをかけていきます。
凍結し始めた雪の場合は・・・そんな時には運転をするのを極力やめます。(笑)
どうしても、運転しなければならない場合は、チェーンを装着することをおススメします。
そして、塩カルが撒かれているような国道を選んで走行します。
他にも、FFの車両の場合は?とか、もっと詳細に雪国テクニックがありますが、首都圏のあの雪あたりでは、これくらいの知識で大丈夫かなと思います。
雪道の歩き方
首都圏で雪が降ると、歩行者の転倒による怪我の報告が必ずありますよね?
都会の歩道は何故あのように、つるっつるなんでしょうか?
私は、時々都会に行くと雪でなくて雨の日に滑って転びそうになりますよ。
そんな、つるつるな都会に雪がうっすらと降り、溶けて凍結した場合は、スケートリンクと同じですから、本当に危険です。
では、歩き方は2パターンありますので参考にしてトライしてください。
【ふわふわに積もった雪道を歩く場合】
これは、防寒靴でズッポズッポと足裏全体で少し前かがみの姿勢で歩いてください。
決して慌てずに、亀のようにゆっくりで良いと思います。
雪の日は、いつもより30分から1時間早く出発しましょう。
【凍結した雪道、溶け始めた雪道を歩く場合】
最初から、つるつるですから、歩き始めが一番怖いんです。
この最初の一歩でスッテンコロリンと、後方に大きく転んで後頭部を強打して大怪我が多いんです。頭部を強打しないように、腕や足を出して骨折という場合もあります。
基本、転ぶ時には、大きく尻もちです。
柔道の受け身のように体を丸めて尻もちしてください。
スケートを滑るように、すり足で歩くのも凍結道路の歩き方の基本です。
是非、試してください。
雪国の長野の子ども達
長野の子ども達は、通学時にニット帽、スキー手袋、スキーウエアに防寒靴です。
雪が降っても学校は休みになりませんし、雪が大好きですから、雪が降るとテンション異常に高くなります。まるで犬は喜び庭駆け回りのあの歌のようですよ。
雪の歩き方、いや、走り方まで知っています。そんな子ども達が雪道で転んで怪我した事故などほとんど聞いた事がありません。
無防備な装備で、雪道へと出かけてしまった大人の事故が多いのかもしれません。
大雪とは、こんな感じ
3年前にドカンと大雪となったのを覚えていますか?
我が家の窓から見える隣の家の軽トラックが1時間のうちに雪に積もられて見えなくなりました。
大雪自慢をしてるわけではありませんが、雪国で生きている私としては、関東の雪パニックのニュースを見るたびに、そろそろ関東も雪国仕様な感覚を身に着けて欲しいな~と思ってしまうのですよ。
これは、大雪ではありません
で、結論から言えば、これは大雪ではありません。
初雪パニック程度でよろしいでしょうか?
本当の大雪となったら、むやみやたらに出歩かない事が一番の安全策です。
そんな時のために、備蓄すべき食材など少し用意しておきましょう。