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なないろ日記 ~りんごの国から~ 

読書・折り紙・エコたわし作り・靴下わっか指編み・お絵かき・展覧会 あれもこれもと、七色にコロコロと襲い来る趣味との戦いの壮絶な記録!!

本屋大賞ノミネート10作品 2016

読書

書店員が選ぶ

「売り場からベストセラーをつくる!」と、全国の書店員が選んだ いちばん売りたい本本屋大賞の「2016年本屋大賞」ノミネートが10作決定しました。

本屋大賞

 

大賞の発表は4月12日。

歴代の大賞作品

第 1回 2004年 『博士の愛した数式小川洋子
第 2回 2005年 『夜のピクニック』 恩田陸
第 3回 2006年 『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー
第 4回 2007年 『一瞬の風になれ』 佐藤多佳子
第 5回 2008年 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
第 6回 2009年 『告白』 湊かなえ
第 7回 2010年 『天地明察』 冲方丁
第 8回 2010年 『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉
第 9回 2011年 『舟を編む』 三浦しをん
第10回 2012年 『海賊とよばれた男』 百田尚樹
第11回 2013年 『村上海賊の娘』 和田竜
第12回 2014年 『鹿の王』 上橋菜穂子

12作品の中で、読了したのは7作品です。
奥田陸さん、リリー・フランキーさん、佐藤多佳子さん、冲方丁さん、東側篤哉さんの作品が未読ですが、「東京タワーオカンとボクと、時々、オトン」は、本棚で出待ち状態で長いあいだ積まれています。(映画みちゃったし・・・あは)

上下巻での大賞作品

天地明察』・『海賊とよばれた男』・『村上海賊の娘』・『鹿の王』は上下巻で発売されています。
本屋大賞が始まって以来、7回目にして上下巻の『天地明察』が受賞しました。

上下巻で売りたいと願う書店員と、そのボリュームに躊躇する読者との微妙な温度差がありますね。


例えば、上下巻で最初に上巻を購入して、続きが読みたくなったら下巻を購入するスタイルと、上下巻を2冊セットで最初から購入してしまうスタイルがあると思います。


私は、後者の最初から2冊セット購入派です。

本棚に上巻しか並ばれていない絵を見たくないというのが正直なところですが、下巻を読まずに諦めてしまうのはもったいないと自分の背中を押す意味でも、最初からセット購入しちゃいますね。

ただ、ここ直近の3回が上下巻で受賞しているというのが気にかかります。
昨年は、次点作である西加奈子さん『サラバ』上下巻でした。
書店員にとって、上下巻を押すというのは、かなり強い自信と熱い思いがあるように感じます。もしも、2冊セットで最初に購入したとしても、徹夜で一気に読んでしまうような長い時間虜にしてしまう夢中になって離さない本でなければ押せないと思うからです。
3年連続、上下巻を受賞させたのは、百田尚樹さんの『海賊とよばれた男』が大ヒットした為に、「上下巻で勝負しても大丈夫かも?」があったのではないでしょうか?(笑)

2016年は上下巻なし

そこで、2016年のノミネート10作品をみてみると、上下巻がないのです!
もしかして、そこまで夢中になる長編は今回なかった?
宮部みゆきさんの『悲嘆の門』上下巻や宮本輝さんの『田園発 港行き自転車』などがノミネートはされないのが不思議です。


それは、書店員が いちばん売りたい!と選んでいるからなんでしょうね。

2016年の10作品を紹介

『朝が来る』辻村深月

『王とサーカス』米澤穂信

『君の膵臓を食べたい』住野よる

『教団X』中村文則

『世界の果てのこどもたち』中脇初枝

『戦場のコックたち』深緑野分

『永い言い訳』西川美和

『羊と鋼の森』宮下奈都

『火花』又吉直樹

『流』東山彰良

私は、『君の膵臓を食べたい』『教団X』『永い言い訳』『火花』の4作を読了済です。

新年最初に購入する記念すべき本として悩んだ作品が深緑野分さんの『戦場のコックたち』ですが、いまだに購入も読了もできてません💦

 

読了した4作の中では断然『教団X』が群を抜いて秀逸作だと思います。

今年の傾向

【戦時中の作品が3作品】
『戦場のコックたち』・『世界の果てのこどもたち』・『流』

私は、1983年生まれの戦後世代 深緑野分が描く『戦場のコックたち』に注目。

 

又吉『火花』がキターーーーー

あれだけのセールスを上げた又吉の「火花」がノミネートされちゃうと予想するの大変なんですけど。困ったな~もおっ。しかも、この作品を読んで率直な印象は、又吉の本来の文学的技術を存分に使わずに、活字離れしている世代にも受け入れられる文体や内容にして「売り」に出ているな~と期待した以上のものを得られなかった物足りなさを残している。マニアックに自由に描けばよいじゃん!とね。

でも、だからこそ、本屋大賞にはうってつけなのか?どうなんだ?又吉?

『教団X』中村文則

これ、本当に角界から人気があって度々雑誌の特集も組まれて宣伝されまくったよね。
書店で手に取ると、かなり分厚くてびっくらする一冊。上下巻といっても良いくらい。

【私の読了後の感想*読書メーターより。】

これは、今まさに、日本で世界で起きている不機嫌で不自然な真実で、まさに予言書。
分厚い大作を目の前に、教祖の素粒子やら物理や科学に宇宙の長々とした話しさえ我慢出来れば、こちらの世界の門をくぐれてしまう。
中村文則の膨大な知識や社会に対するメッセージは、こちら側からしたら長ったらしい理屈に過ぎないかもしれない。
右傾化した日本政府では、国は守れない。
さりとて、左翼思想では希望すら見えない。
彼、言いたいことばかりで暴走気味。
教団Xは、教団SEXとしか思えないけど、官能的な描写が多いので飽きずに読める仕組?!になっているのかも。私は、え?マジで?その四文字連呼はマズくねーかっ?エロいぞ、中村っ!と、後ろの作者紹介のちょい澄まし顔で憂いを帯びたイケメン風な顔写真を何度も確認しに行ってしまった。中村文則の頭ん中スゲーな~!宇宙、医学、政治、経済、司法、宗教、性、戦争、貧困・・・盛り沢山なテーマだけれど、ちらっと顔出す中村文則氏の性癖を匂わす描写の意外性に、男って見た目じゃわかんねーって、頭を傾げたわ。「読むなら今だ!旬を逃しちゃダメな感じ。」が私の感想。イスラム国と名乗る過激派が日本人を拉致し、仲間の人質解放とかってnewsを見ながら、この本を読む不思議に今なら出会えるから。

 

『君の膵臓を食べたい』住野よる

キミスイと呼ばれて、発売当初から売り方が派手だったのが気になった作品。

【私の読了後の感想*読書メーターより。】

若く青い文章にしばし辛抱を貫いてみた。これ中年女性が読む本であってる?と、何度か寝落ちした。会話の中の僕が、村上春樹の小説に出てくる僕っぽくて、なのにまったく村上春樹に近づけてない僕に頭が混乱する。彼女と僕の会話がどっちの台詞かわからないという小説にとって致命的な部分にも読むうちに慣れてくる。時々、ハッとする素敵な一文にも出会ってしまうから読むの放棄まではいかずに255ページに差し掛かった。で、いきなり来た感情爆弾ドキュンで、涙ダラ〜。取り敢えず読んでみたらいい。

 

『永い言い訳』西川美和

【私の読了後の感想*読書メーターより。】

綺麗な別ればかりじゃないんだ。ある日、心が通じ合わないまま突然に死に別れた子供。愛が冷め切った夫婦が死に別れたら…作家で自己中心的な幸夫の愚かさぶりが「永い言い訳」といったみっともない言葉とピッタリ合う。1番近くにいる存在に敬意を抱いて大切に人生を歩んで行こうと思わせる作品。
「もう愛していない。ひとかけらも。」
言うに言えない、消すに消せない思いに気が付け!馬鹿者がっ!と叫んでしまった。

 

さて、気になる作品ありましたか?

大賞予想

全作品を読まずして予想するのが私流で、実は2011年から予想を始めて全ての大賞を当ててしまった。
そこで、今年も、読んでない6作を含めてしょっぱなの大賞予想をしてしまおう。

私の勝手な予想は・・・

『教団X』中村文則

教団X

又吉は2位かな、やっぱ。

 

理由としては、分厚いから本来は上下巻で出版したらどう?なボリューム。
しかし、読了して思うのは上下巻では挫折者が続出するのでは?と素粒子の度々の記述が脳裏をよぎった。ならば、分厚いまま刊行してあってラッキーと書店員が目をつけたのでは?

そして、この作品には、中村氏のてんこ盛りなメッセージがちょうど今の世相とリンクして読者の数だけ作品を芳醇なものへと作り上げていく予感がする。

 

さて、発表は春!(楽しみ~♪)

4月までに、全部読了しなくちゃだ。

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