なないろ日記 ~りんごの国から~ 

読書・折り紙・エコたわし作り・靴下わっか指編み・お絵かき・展覧会 あれもこれもと、七色にコロコロと襲い来る趣味との戦いの壮絶な記録!!

古い書物を救済

古い空き家を解体

夫が幼少期に過ごしていた古い昭和初期の平屋が何年か空き家となっていた。

2年くらい前から、瓦屋根に穴が開いて雨漏りが酷くなり、そこから急激に建物が朽ち始めてしまった。屋根の工事には300万円もかかるらしく断念。

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(天井の板の隙間を覗き見上げると、囲炉裏の炭で真っ黒になった太くて大きな梁が隠れていた)


そうこうしているうちに、野生動物の住処になってしまう恐れも出てきて、解体へと踏み切ったのだが、なんてったって荷物が山のように置き去りにされている。

いらないけど、捨てられない・・・

そんな、思い出の品が空き家には眠っていた。

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(解体予定の古い家。)


この連休で、そんな思い出の品たちを救済し、敷地内にある蔵の2階へと運び込んだ。

蔵は土壁造り。

堂々したカッコいい大きな梁に・・・埃もたくさん!


ジブリ映画「となりのトトロ」に出てくる真っ黒クロスケが出てきそうな古めかしい蔵に、しばらく日の目を見ない、もしくはこの先ずっとそこに置かれたままの「思い出」たちを家族総出で運び込んだ。頑張ったな~。

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(とりあえず、段ボールで積み上げて・・・・)

図書館風

代々教員が多いらしく、とにかく書物が沢山ありブックオフに出張買取に来てもらったり、資源回収用に紐で縛ったり・・・それでも、こんなに古くて開くとクシャミ出ちゃいそうな本だけど、もう手に入らないかもしれないと、捨てられず蔵に移動。

途中、分類するのも疲れて何でもかんでも蔵へ上げてしまった。
(きっと、読まないのだろうけど・・・)

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開高健のお宝本を発見!ポール・ギャリコも嬉しい~)

 

地域の歴史を綴った書物はきっといつか貴重になるのだろう・・・

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(地域の歴史の書物が沢山・・・・)

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(右の書棚は、主に児童書と英語の本)

 

サザンやビートルズのレコードなども出てきて長野県でなくて神保町だったら値もつくかもしれない古い物たち。

運び終えて、ぐるっと見渡すとちょっとした図書館風で本が顔を見せてる様が素敵でウキウキしてきた。

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(蔵の入口の扉を開けると、本棚がズラ~と!)

世界名作全集

中でも、世界名作全集に心ときめいてしまって、これ読むまで死ねないな~と途方に暮れる。何十年も前の本たちで、二度と開かれることもなく捨てられたかもしれない名作を、再び表舞台に出してあげた、そんな本助けをした気分になって疲れたけどホント心地よい。

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古い物にも命が宿る

私は、嫁に来た立場であって蔵に運んだ物たちには、全く思い出などは何も無い。しかし、昭和の時代に見た(戦前戦後あたり)古い道具が何とも懐かしく素敵に思えて仕方なかった。釘を使わない家具であったり、ガリ版にレコードプレーヤーやタイプライター・・・九谷焼の壺や、備前焼に、ん?天皇陛下からの頂いた勲章など・・・

あれあれ?軍刀が出てきちゃった!と家族みんなでビックリしたり・・・

ざくざくと骨董品が出てきては思い出話に足が止まる。


必要でなくても、そんな古い物を残しておくのが時代の継承として大切かもしれない。

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(古い家の風呂焚き釜の蓋)

 

蔵で作業をしたら、ふと、古い物たちが私を一斉に見ているような視線を感じて手が止まる。見ているんだと思う・・・

 

1月18日から解体

いよいよ、1/18大工の棟梁入場!
解体作業は、ただ壊すのではなく、古い材でまだ使える物をしっかり見極めた目利きの監督と棟梁が、丁寧に解体作業をしながら材を保管し次に建設する建物(税理士事務所予定)へと継承する予定だ。

予定では2週間ぐらいで全て壊してしまうそうで、来月には綺麗に更地になってしまう。なんだか少し寂しい気もするが仕方ないな。

世の中には空き家がとても増えているそうで今後は社会問題として深刻な状況になっていくだろうと思う。

補足

ブックオフで出張買取をお願いした時のことだった。
何やら1990年以前の書物は引き取らないという規定となっているそうで、それ以後のものをごっそりと箱に詰めてワゴンで引き上げていった。
もし、東京の神保町あたりだったらどうなんだろう?と、腑に落ちない気持ちでいっぱいなのは、ビブリア古書店の事件簿とかを読んだからだろう・・・

漫画も、じゃりんこチエシリーズや手塚治虫など貴重じゃないかな?と、作業の手が度々止まってしまった。でも、なんせ状態が良くないのが残念。

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まだ、運びきれていない本は、また後日・・・腰が悲鳴をあげそうだわっ。やばっ?

 

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